脳科学ブログ

2019.06.13

記憶はどう作られる?情報処理のメカニズム

脳科学 記憶

記憶はどう作られる?情報処理のメカニズム

ビジネス、受験、家庭生活…人生のどんな場面においても「記憶力が重要である」というお話を再三させて頂いてきました。そうです。さまざまなことが上手く回っていく鍵は「記憶力」なのです。

覚えたいことを自由自在に覚えられたら、どんなにか良いでしょうか。でもなかなかそうはいきません。今回は、記憶はどのようにして作られるのか、その情報処理のメカニズムについてお話いたします。

忘れられない記憶とは?

誰にでも、いつまでも忘れられない記憶というものがあると思います。どうして、「忘れられない記憶」と「すぐに忘れてしまう記憶」とがあるのでしょうか?

例えば、幼いころに自転車で派手に転んで、怪我をした記憶。誰にでもあるような経験ですが、何十年も経っているのに、痛かったり恥ずかしかったりした感覚は結構リアルに覚えていますよね。

他にも、5年前に北海道に行った時に食べたいくら丼が美味しかったことが忘れられない!なんていう、記憶もあるかもしれません。きっと、思い出すとその味が瞬時に頭によみがえるのではないでしょうか?

一方で、「忘れちゃいけない」と思った買い物のリストや、子供の参観日の日程などをうっかり忘れてしまう事もしばしばだと思います。

また、同じ体験をした家族に、「どうしてあんな大事件覚えてないの?私は忘れられないのに」と言われることもあるのではないでしょうか。夫婦喧嘩の原因になりそうです。こんなジレンマの原因はすべて脳の情報処理のメカニズムによるものです。

扁桃体が震えることが大切

「忘れられない記憶」の共通点は、五感に訴えるインパクトのある出来事だという事です。「痛い」「怖い」「寒い」などのネガティブなインパクトもありますし「美味しい」「楽しい」「美しい」などのポジティブなインパクトもあります。これらの強いインパクトがあれば忘れにくい記憶になるのです。

具体的にどのようなメカニズムかというと、五感に訴える経験により、脳の「扁桃体」が刺激を受け震えます。「扁桃体」が震えると「記憶するか、記憶しないか」を判断している「海馬」が「これはぜひとも記憶しなければ」と判断するのです。

同じ出来事を、忘れられない人と忘れてしまう人がいるのは、片方の人にとっては、五感を刺激するインパクトある経験だったのに、もうひとりの人にとっては、あまりインパクトのない経験で扁桃体が震えなかったということなのです。

「買い物リスト」や「参観日の日程」のように、数字や単語などには扁桃体は刺激を受けにくいので、忘れがちになってしまうのは仕方のない事かもしれませんね。

扁桃体を震わせる人になろう

つまり!記憶力をUPさせるには、扁桃体を震わせやすくなればよいのです。感動したり驚いたりしやすい感受性の豊かな人になりましょう。さまざまなものに目を向け、今まで興味の無かったものにも興味を持って接してみることが大切です。

具体的な、五感の刺激の仕方や記憶するテクニックは、ホロスブレインズの「記憶術セミナー」で詳しくご説明いたします。扁桃体をプルプル震わせる、記憶力アップの方法をぜひ身に付けてください!