脳科学ブログ

2019.06.06

「ずっと覚えていられる記憶」を創る方法|脳内で感情を動かす「扁桃体」を震わせよう!

脳科学 記憶

「ずっと覚えていられる記憶」を創る方法|脳内で感情を動かす「扁桃体」を震わせよう!

情報を「記憶として覚えるためのメカニズム」についてお話しています。情報を覚えるか覚えないか、長期に覚えるか短期に覚えるかなどを、取捨選択しているのは大脳の「海馬」という組織である、というのが前回のお話でした。今回は「海馬」がどういう時に、どんな記憶の仕方をするのか?についてお話します。

「海馬」に動いてもらうには、「扁桃体」がカギになる!

「海馬」はさまざまな情報を「覚える」「覚えない」「長期で覚える」「短期で覚える」と仕分けています。何を基準にその判断をしているのでしょうか?どんな記憶にするか、判断のカギになるのが扁桃体です。

体が覚えた自転車の乗り方や、転んで痛かった記憶、怒られて辛い思いをしたことや、褒められて嬉しくて大喜びしたことなどは「忘れない記憶」です。これらの情報は、「海馬」の判断により、容量の大きな「体験メモリー」に入れられます。この「体験メモリー」に入れると判断されるためには、「体で覚える」もしくは「驚き」「喜び」「痛み」などのインパクトあることがらであることが必要です。

「扁桃体」を震わせよう!

ヒトの脳の中の側頭葉の内側の奥には「扁桃体」という神経細胞の塊があります。感情の針が上下に思い切り振れた情報に出会うと、「扁桃体」は「プルプル」と震えます。扁桃体が「プルプル」と震えると「海馬」はその情報を「捨ててはいけない重要な情報」として、判断し記憶するのです。扁桃体が「プルプル」と震えない情報は、単なる知識として、一時保管の「情報メモリー」に入れられます。「情報メモリー」は容量があまり多くないので、忘れてしまいやすくなっています。

やりたくないなぁと思いながら、しぶしぶ覚える試験勉強は、扁桃体が「プルプル」ふるえるような感情の大きな動きはありません。すぐに忘れてしまう「情報メモリー」に入ってしまい、結局覚えられないという事態になるのです。

脳をだまして「扁桃体」を震わせよう

そんなこと言われても、試験勉強で感動や驚き、悲しみは起こらないから扁桃体が「プルプル」震えさせるなんて無理!と思うかもしれません。

ところが、実は脳は意外と騙されやすいのです。ただ、丸暗記するのでなく、何かと関連づけたり、自分を歴史の人物に重ねてイメージを膨らませたりして、「面白い」「感動した」「びっくりした」という情報に自分で変えていくことで、扁桃体を震わせ、忘れない記憶としてインプットすることが可能です。

ホロスブレインズでは、その具体的なやり方を「記憶術セミナー」でレクチャーしています。あなたも「扁桃体」の震わせ方をマスターして長期記憶の創り方を身に付けませんか?