脳科学ブログ

2021.03.15

打倒「脳疲労」!幸せホルモンで脳内リフレッシュ

打倒「脳疲労」!幸せホルモンで脳内リフレッシュ

「幸せホルモン」と呼ばれる脳内物質が注目されています。セロトニン、ドーパミン、オキシトシン、エンドルフィン…コロナによる脳疲労に打ち勝つために役立つ、幸せホルモンの作用や増やす方法をご紹介しましょう。

ストレスがかかる状況だからこそ大切な幸せホルモン

私たちの脳内でおこる精神活動に大きな影響を与えているとされる「幸せホルモン」。コロナ禍でストレスが増え、より重要性が増しています。

最近、高齢者の「もの忘れ外来」には「コロナ脳過労」と呼ばれる状態の患者さんが増えているそうです。コロナ対策の自粛や感染への警戒が続く状況下、コロナにかかると病状が悪化しやすい高齢者は強いストレスを感じています。

緊張し続けた脳が疲労し、認知障害などのトラブルを引き起こしてしまう「コロナ脳過労」。人との関わりが制限されることで、ストレスを緩和する幸せホルモンの分泌がしづらいことも原因のひとつかもしれません。

コロナ自粛で感じる「疲れ」

若者を対象に行われた調査会社のアンケートでも、コロナによる自粛について「疲れた」という解答が全体の45%を占めたそうです。

ストレスや不安を抱えた状態が続くと脳は強い悪影響を受けます。脳の血流低下によるパフォーマンスの低下や、場合によっては若年性アルツハイマー病やうつ病性仮性認知症といった疾患を引き起こしてしまうこともあります。

幸せホルモンって何?

私たちの脳内では、心や身体の状態をコントロールするため、常に100種類以上の神経伝達物質やホルモンが分泌され、さまざまな役割を担っています。

その中でも「幸せホルモン」と呼ばれる脳内分泌物質、は人の意欲や感情に大きな影響を与えるとされています。幸せホルモンを増やす生活習慣を心がけることで、心身共に好影響がもたらされるのです。

セロトニン

「セロトニン」は日光を浴びたり、ウォーキングなどの軽運動をしたり、タンパク質の摂取によって分泌される心の安定をもたらすホルモンです。

感情の乱れを抑制する効果があり、「メラトニン」と呼ばれる睡眠の質を向上させるホルモンの原料にもなるため、セロトニンを多く分泌させる生活が出来れば安眠効果が期待できます。

ドーパミン

「ドーパミン」は快感に反応して分泌されるホルモンです。小さな目標を達成したとき、チーズや納豆、鰹節などに含まれる「チロシン」と呼ばれるアミノ酸を摂取すると分泌されます。

セロトニン同様軽運動でも分泌され、物事への意欲向上の効果があります。

オキシトシン

「オキシトシン」はセロトニン同様、人をリラックスさせる効果があります。分泌の仕方はやや特殊で、親しい人やペットとのボディタッチやハグなどの接触によってもたらされます。

またその特徴から「愛情ホルモン」とも呼ばれています。

エンドルフィン

「エンドルフィン」は通称脳内麻薬とも呼ばれ、モルヒネ相当の強い快感を脳に与えると言われています。

マラソンなどで感じるランナーズハイや、鍼治療での快感はエンドルフィンによるものと言われており、他にも食事や性行為によっても分泌が促されます。

エンドルフィンはドーパミンと同じく快感をもたらすホルモンです。その作用は、神経を一種の興奮状態にさせるドーパミンとは真逆で、神経を沈静化させる作用を持ちます。

その性質上、ランナーズハイや鍼治療のように肉体が極限状態に追い込まれた時に分泌される一方で、食事や性行為によって満足感を得た時にも分泌されるという特徴を持っています。

幸せホルモンを増やすには

基本的に心がけるべき習慣を箇条書きにまとめてみました。
・日光を浴びて生活する
・ウォーキングなどの軽運動を行う
・ダイエットなどの過度な「我慢」をしない
・好きなことをする時間を持つ
・愛着を持てる人やペットなどとスキンシップをする

幸せホルモンは、行動によってより分泌しやすくすることができます。閉塞感や疲労を感じたら、ぜひ幸せホルモンを出すライフスタイルを心がけてみてください。

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