脳科学ブログ

2020.09.15

認知負荷理論で記憶力アップ!洗練された長期記憶「スキーマ」を身に付けよう

セミナー 脳科学 記憶

認知負荷理論で記憶力アップ!洗練された長期記憶「スキーマ」を身に付けよう

プロフェッショナルと素人の違いはなんだと思いますか?知識?経験?身体で覚えたコツ?…全て正解です。このようなさまざまな要素が複雑に組み合わさった、洗練された知識を「スキーマ」と呼びます。

なんだか小難しい話になってしまいましたが…かみ砕いていうとこういうことです。
初心者パイロット「ええっと…これをこうして……こうか。(マニュアル確認中)」
熟練パイロット「こうなってるからこうすればいい。すると当然こうなるから~」

スキーマを獲得すると、得た知識が身体にしみこみ自然にアウトプットができます。プロフェッショナルと呼ばれる人々は、その分野において多数のスキーマを獲得した人なのです。ぜひ身に付けたいスキーマを習得するにはどうすればいいのでしょう?

ジョン・スウェラーの認知負荷理論

人の記憶には大きく「長期記憶」と「作業記憶(ワーキングメモリ)」の二つに分けられます。長期記憶とは記憶に染み付いたいつでも引き出せる状態の記憶のことで、作業記憶とは忘れてもいい物事を一旦覚えておくためのスペースだと考えてください。

スキーマは「長期記憶」に該当しますが、獲得しようとするならば、そのための学習をしなければいけません。学習というのは、作業記憶で覚えたい事柄を扱うことで長期記憶へと染み込ませる行為です。

その際に生じるのが「認知負荷」。認知負荷とは、学習において集中力の低下や脳に疲れをもたらす厄介な存在です。認知負荷がかかりすぎると勉強の効率はどんどん低下していきます。それを防ぐための理論こそが、「ジョン・スウェラーの認知負荷理論」なのです!

では早速、この理論に基づき、学習の認知負荷を取り除く方法をご説明しましょう。

その1.小さな目標から達成する。

「日本の河川の位置を丸暗記する」という課題があったとします。そのまま目標にすると、達成までの道のりの遠さにやる気がなくなったり、疲労感を感じ始めます。

そんな時は、北海道の河川を覚える、本州の河川を覚える、と目標を小さく区切りましょう。「ここまでできた」という達成感が得られ、一つ一つの暗記のプロセスにかかる負荷が低下します。

その2.覚えることを物理的に一つにまとめる

あなたがパイロットになる勉強をしていて、エンジンを動かすためのマニュアルと計器を操作するためのマニュアルが別々の冊子だったらどう思うでしょう?マニュアルをいちいち持ち替え、参照することを非常にわずらわしく感じませんか?

学習に当たり、参照する箇所が増えれば増えるほど、学習の効率は低下していきます。学ぶためのマニュアルを使う場合は、ワンストップで確認ができるよう工夫しましょう。

その3.単調な繰り返しを避ける

英語を勉強しようとする時、ひたすら単語帳をめくって単語を暗記しようとすると、効率が徐々に低下していきます。これは脳が単調な反復作業に対して飽きを感じ始め、学習に対しての認知負荷が増大していることが原因です。

学習を行う際は、一つの分野を一定の時間(量)行ったら、次は別の分野を~とローテーションしていくことで効率よく学習を進めることができます。

その4.聴覚的・視覚的要素を学習に取り入れる

歴史の成績が良い人の多くが、「歴史漫画」を読んでいたというお話はご存知ですか?人間は文字を目で追うより、それを実際に口に出してみたり、視覚的な要素と一緒に捉えた方が重要な情報として記憶しやすい特徴があります。

不必要な聴覚要素(音楽を聞いたり)や不必要な視覚要素(チャットの通知)は認知負荷となり、作業記憶のスペースを圧迫してしまいます。逆に有用な情報とセットなら作業記憶に取り込める情報量が増加し、飛躍的に学習効率が上昇します。

効率の良い学習で、さまざまなスキーマを獲得できれば、手に職ならぬ脳に職が付いたプロフェッショナルになれる可能性があります。認知負荷を減らし、脳を活性化したい方におすすめなのが、「たった1日で記憶力が改善するすごいセミナー」。

しっかり定着する記憶を作りたい方、効率よく脳を活用したい方はぜひ受講してみてください。

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