脳科学ブログ

2020.04.17

無意識の記憶で集中力や仕事の効率アップ!プライミング効果って何?

セミナー 脳科学 記憶

無意識の記憶で集中力や仕事の効率アップ!プライミング効果って何?

「シャンデリアって10回言って!」「それじゃあ毒リンゴを食べたのは?」
子供の頃、こんな10回言って!ゲームで遊んだことはありませんか?
クイズの答えは勿論「白雪姫」ですが、事前に繰り返した「シャンデリア」にイメージを引き摺られて「シンデレラ」と思わず口にしてしまった人は少なくないはずです。

このように、人の記憶や思考は直前に受けた刺激によって大きく左右されます。
この現象を心理学では「プライミング効果」と呼び、実生活においてもポジティブな方向やネガティブな方向にも大きく我々に影響を及ぼしています。

プライミング効果の特徴はなんといっても「プライミングを受けた本人には自覚がないこと」。この記事ではそんな見落としがちな無意識の記憶をうまく活用し、集中力や仕事の効率をアップする方法を紹介しちゃいます!

プライミングの実用例

先程挙げた「10回言って!ゲーム」も勿論プライミングの一つですが、あのゲームを実生活と結び付けて考えるのはちょっとイメージしづらいですよね?

プライミングで感化されやすい無意識の一つとしてまず挙げられるのに「食欲」があります。例えば、英ロンドンのとあるm&mというチョコレートのお店では常に店内に香しいチョコレートの香りが漂っています。

ですが本来、チョコレートは劣化を防ぐためにキッチリと個別包装されており、香りが漏れることなど有り得ません。そう、この香りは漏れているのではなく、嗅いだ人が強烈に「チョコを食べたい!」となるようにプライミングする高価があるのです!

「プライマー」と「ターゲット」

プライミングが発生する時、あらかじめ与えられる刺激を「プライマー」、刺激によってもたらされた意識を「ターゲット」と言います。
先程のチョコレート屋さんの例でいえば、「チョコレートの香り」がプライマーであり、「チョコレートを食べたい」という欲求がターゲットです。

また、プライミングには直接プライミングと間接プライミングの二種類があり、プライマーとターゲットが同じの場合は直接プライミング、プライマーとターゲットが関連はしているが異なるモノである場合は間接プライミングへと分類されます。

目標に近づくためのプライミング術

プライミングが何かご理解いただけたところで、いよいよプライミングを実践的に日々に役立てる方法を紹介していきます。

人間は自らが発した言動や思い込みに強く縛られる生き物です。ポジティブなイメージや言動や、本人にとって利益となる前向きな思考や行動力を生み出す一方、ネガティブな思想に一度囚われてしまうと、その枠に自分を当てはめてしまい負の循環へと陥ってしまうのです。

そしてプライミング効果は「自分の口癖を変える」ことに役立ちます。この「口癖」というのはなりたい自分のイメージに直結するワードが望ましいでしょう。
例を挙げるなら「〇〇できる」「〇〇になりたい」といった単語をターゲットに据えるのがオススメです。

次にプライマーですが、これは「口癖を目につく場所に貼る」のが効果的だと言われています。特にオススメなのがトイレの壁だと言われており、これはリラックスする場所ではプライミング効果が高まるからだそう。他にもスマホのロック画面やPCのデスクトップなど、いつも意識せずとも目にする場所にターゲットを仕込むことですり込み効果が期待できます。

集中力を高めるプライミング

集中力を高めるプライミングとして最も効果的と言われるのが、「過去に集中できた時間・状況・場所」を記録し、なるべく再現することです。
「図書館では集中して勉強ができた」「朝6時から10時は頭が冴えていて集中できる」「人に見られていると集中できる」などといった些細なことで構いません。

もちろん、これらの理由に実際そうなる要因があるというのも事実でしょう。ですがプライミング効果の側面からいえばこれらの行為は全て「自己暗示」の効果をもたらします。
「この状況だから集中できるはずだ」という強い考えが、実際本人のパフォーマンスを無意識的に引き上げるのです。

如何でしたでしょうか。人間の心理に深く根付き、大きな影響を及ぼすプライミング効果。
皆さんも是非積極的プライミングを行って、日々や仕事をより豊かに謳歌してくださいね!

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