脳科学ブログ

2019.11.21

記憶の持続メカニズム?分子記憶?ちょっと難しいオモシロ研究報告vol8

記憶の持続メカニズム?分子記憶?ちょっと難しいオモシロ研究報告vol8

人間の脳は、どんなコンピュータより精密に出来ていて、まだまだ解明されていない部分が多くあります。むしろ、わからないことだらけと言っても過言ではありません。

新しい研究による科学の進歩に伴い、少しずつさまざまな発見がなされている脳科学の領域。そんな中から今回は、記憶の持続にかかわる「分子記憶の原理の発見」の話題です。

新発見!記憶を長期間持続させる分子のメカニズム

2019年5月に英国の国際学術誌「Neuron 」に掲載されたのは、京都大学大学医学研究科の研究グループによる研究論文です。分子レベルの記憶のメカニズムに関する新しい発見とはどのようなものなのでしょう。

一瞬のできごとを、長期間にわたって記憶するメカニズムがあるはず!とされてきましたが、その実態はよくわかっていませんでした。私たちは、毎日膨大な情報にさらされていますが、その中でも記憶に残すものと残さないものを分けています。

情報として関わるのは一瞬の事でも、長期的な情報としてずっと脳内にとどめておくことが出来る場合があります。一部しか解明されていなかったメカニズムについて新しい発見があったそうです。

記憶とは分子レベルのメカニズム

分子記憶といわれてもピンと来ないかもしれませんね。でも考えてみれば、そもそも「記憶」は脳のメカニズムによって作られるものです。

「長期増強現象」と呼ばれ、長期記憶を作るとして広く受け入れられている学習・記憶に関する細胞モデルがあるそうです。今回の発見は、情報による刺激で脳の神経細胞回路の接続部である「シナプス」の機能が増強される仕組みの一部に関わること。

神経細胞内で、ある2つの分子が結合すると、お互いの分子を活性しあって長期にわたり分子活性が継続することがわかったそうです。つまり、一度結合すれば互いを刺激しあって長期間分子の活性が高まるのです。この仕組みが、神経細胞同士のシナプスの伝達を強くし、長く継続して長期記憶を強めるのだとか。

脳の分子をコントロールできる日が来る?

もっと研究が進めば、もしかしたらこの2つの分子を結合させるサプリメントが開発される未来が来るかもしれません。なんだか「ドラえもん」の「暗記パン」みたいですね。試験の前に「暗記パン」があったらいいのに!と思ったことがある人も多いのでは?脳の記憶の仕組みを解明できれば、科学的に記憶を強化できる技術の開発が可能になりそうです。

夢のサプリメントが開発されるまで待てない!という方は、今わかっている脳の仕組みを活用するホロスブレインズの「記憶術セミナー」で記憶のテクニックを学びましょう。

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